兵庫県の斎藤知事は、カキの養殖が盛んなたつの市御津町の加工場を見て回り、「外国人実習生が安心して働ける環境づくりを進めていきたい」と述べました。
きょう午後、斎藤知事は、たつの市御津町の室津港にあるカキの加工場を訪れ、地元の漁業関係者から出荷の状況について説明を受けた他、実際にナイフを使って殻むきを体験しました。
カキの養殖には通常出荷まで3年ほどかかりますが、室津港では揖保川から豊富な栄養分が流れ込むことから1年で大きく育ち、その身は加熱しても縮みにくいのが特徴です。
26年ほど前に養殖が始まり、現在、室津漁協の15軒が生産していますが、高齢化が進み働き手が不足していることから、こちらの加工場ではインドネシアやベトナムなどから合わせて10人の外国人実習生を受け入れているということです。
視察の後、殻付きのカキなどが提供され、斎藤知事は、兵庫県産のカキをもっと食べてほしいと話していました。