兵庫県新温泉町の神社で、摘み取ったミョウガの成長具合で、一年の吉凶などを占う伝統行事が行われました。
午前6時ごろ、新温泉町の面沼神社では、氏子らが見守る前で宮司が祝詞を上げたあと、境内にある小さな池の小島でミョウガの芽を摘み取りました。
この「お茗荷祭り」は、江戸時代には既に始まっていたとされる伝統行事です。
こちらの神社の小島では、他の地域より早くミョウガが生えることから、但馬の七不思議の一つに数えられていて、摘み取ったミョウガの成長具合で一年の吉凶や作物の収穫量などを占います。
宮司は氏子らにミョウガの色や形を見せて、生育状況を説明していました。
氏子らは、この占いを参考に2024年の稲作を行うということです。