2023年12月、「キャッシュカードが不正利用されている」などとうそを言い、80代の女性からキャッシュカード4枚をだまし取ったとして、20代の事務員の女が2月7日に逮捕されました。
窃盗の疑いで逮捕されたのは、西宮市に住む事務員の女(29)です。
警察によりますと、女は2023年12月23日、仲間と共謀し、伊丹市に住む女性(87)からキャッシュカード4点をだまし取った疑いが持たれています。
仲間の男が警察官を騙って電話をかけ、「キャッシュカードが不正利用されている」「警察官にキャッシュカードを保管する封筒を自宅に持っていかせる」などとうそを言い、金融機関名や暗証番号を聞き出した上、警察官になりすました女が女性の自宅を訪問。
女性のキャッシュカードを封筒に入れさせ、女が「封筒を封印するため印鑑が必要」と話し、女性が印鑑を取りに行った隙に、別の封筒とすり替えたということです。
女性の口座からキャッシュカードを使って、現金約224万円が引き出されていました。
女性が娘に電話で今回の件を話した際、詐欺だと気づき警察に通報。
警察の調べに対し女は、「よく思い出せません」と、容疑を否認しているということです。
警察は特殊詐欺グループによる犯行とみて詳しく調べています。