兵庫県警は、大麻成分を含む液体を吸ったとして、21歳の男性巡査を停職6カ月の懲戒処分としました。男性巡査は、26日付けで依願退職しています。
停職6カ月の懲戒処分を受けたのは、神戸方面の警察署に勤務する男性巡査(21)です。
県警によりますと、男性巡査は、2023年10月、知人の男性とともに、車の中で大麻の成分を含む液体を吸ったということです。
知人男性の様子がおかしかったことから、パトロールをしていた兵庫県警の警察官が職務質問をした際に、知人男性のズボンのポケットから液体が見つかりました。
当初、男性巡査は「一切知らない」と関与を否定していましたが、尿から大麻成分が検出されるなどすると、「仕事を辞めるかどうか悩んでいた時に知人に勧められて吸った」と使用を認めたということです。
男性巡査は、2023年4月ごろから合わせて10回ほど知人男性とともに液体を吸っていたということで、26日付けで依願退職しました。
県警では、2023年、独身寮で大麻を所持していた元巡査の男性が、大麻取締法違反の罪で逮捕・起訴され、執行猶予付きの有罪判決を言い渡されています。