「祈りの書家」として世界的に活躍する金澤翔子さんの作品展が、姫路市の書写の里・美術工芸館で開かれています。
ダウン症の金澤翔子さんは、5歳から母の泰子さんに師事して書を始めました。
20歳で開いた初の個展で力強い作風が評判を呼び、以来、神社仏閣に作品を奉納したり、国内外で数多くの個展を開いたりしてきました。
会場には、東日本大震災の被災地の様子を見て心を痛めながら書き上げた代表作「共に生きる」。
それに、東京オリンピックパラリンピックのポスター原画「翔」など、祈りを込めた作品50点余りが紹介されています。
また、金澤さんが実際に使用した筆も展示されています。
「書家・金澤翔子展」は、姫路市書写の里・美術工芸館で4月7日まで開かれます。