福島第1原発の事故で、兵庫県に避難している住民が国と東京電力に損害賠償を求めた裁判の判決を前に、支援者や原告団が集会を開きました。

東京電力福島第1原発の事故では、東北地方から兵庫県に避難してきた31世帯82人が、生活の中で精神的な苦痛を負ったなどとして、国と東電に対し合わせて7億3600万円の損害賠償を求めています。

東京や千葉で起きた訴訟では、1審で国の責任を認める判決が出たものの、2審で覆ったケースもあります。

尼崎市で開かれた集会では、これまでの審理を再現して、子どもの尿からセシウムが検出され、ふるさとを追われた住民の思いが語られました。

兵庫県の1審判決は3月21日に神戸地裁で言い渡されます。