明石海峡などを行きかう船舶の交通管制を行う大阪湾海上交通センターで、海上保安学校の学生たちが現場研修を行いました。
神戸市中央区のポートアイランドにある大阪湾海上交通センター・「マリンタクトKOBE」を訪れたのは、今年度、海上保安学校の管制課程に入校した学生13人です。
第五管区海上保安本部が所管する大阪湾海上交通センターは、老朽化に伴って、去年3月に淡路市から神戸に移転。
それまで明石海峡だけだった管制区域を大阪湾北部全域へと拡大し、海の安全を守るため24時間体制で船舶の動きを把握して、無線での情報提供などを行っています。
研修では、管制室の機器の操作方法や仕組みなどが説明され、海の管制官を目指す学生たちは先輩から船の事故を起こさないための技術と心構えなどを学んでいました。
学生たちは海上保安学校で、2年間学んだ後、国内7カ所にある海上交通センターに配属されます。