神戸市中央区の人と防災未来センター前では、兵庫県主催の追悼式典が開かれました。
人と防災未来センター前で開かれた県主催のひょうご安全の日のつどいには、斎藤元彦知事や、松本剛明総務大臣をはじめおよそ580人が出席しました。
式典では、参列者全員で震災犠牲者に黙祷を捧げたあと、斎藤知事が「改めてこれまでの歩みをしっかりと振り返る必要がある」などと述べました。
式典には、震災を知らない世代の子どもたちも多く参加。
神戸市内の小・中・高校の代表が防災に関するメッセージを読み上げた他、神戸市立灘の浜小学校の児童たちが復興のシンボル曲「しあわせ運べるように」を歌いました。
一方、午前には阪神淡路大震災で被害を受けた神戸の街を歩いて巡る「1.17ひょうごメモリアルウォーク」も開催されました。
「メモリアルウォーク」は復興の歩みを知るとともに、防災意識を高めてもらおうと2001年から実施されています。
1月17日は事前に申し込みをしたおよそ500人がグループに分かれ、神戸市灘区の王子公園からHAT神戸のなぎさ公園まで、およそ4キロの道を歩きました。
参加した人たちは震災当時の光景を思い浮かべながら、復興した神戸の街を巡っていました。