【ヴィッセル神戸】連覇がかかるシーズンへ…吉田監督「もちろんタイトル獲得」

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  • 新加入選手発表会見

サッカーJ1・ヴィッセル神戸が16日、2024年シーズンの新加入選手発表会見を行いました。

昨年、クラブ史上初のJ1リーグ優勝を果たしたヴィッセルには、スコットランドのセルティックFCより日本代表経験のある井手口陽介選手や、ヴィッセルのアカデミー(下部組織)出身で浦和レッズより7年ぶりの復帰となる岩波拓也選手など、新たに10選手を獲得しました。

 
■補強のねらいは
今シーズンの補強に関して、千布勇気社長は「以前ACL(アジアチャンピオンズリーグ)に出場したときの選手のコンディションが厳しかった。(各ポジションで)過剰なくらいに競争と共存ができるようにしたのがポイント。」とそのねらいを語りました。
 昨シーズンにクラブを史上初のリーグ制覇に導いた吉田孝行監督は「永井SD(スポーツダイレクター)と相談をしながら各ポジションに必要な選手を獲得しようと。経験豊富なベテラン選手もおり、その選手たちと融合しながら数年後のヴィッセルを見据えていきたい。」と話しました。
また、今シーズンの目標について「もちろんタイトル獲得。日々のトレーニングが大事になる。より高いレベルで競争をして、お互いを高め合ってくれれば。」と決意を述べています。

 

■井手口「タイトル獲得に貢献したい」
補強の目玉はスコットランドのセルティックFCより完全移籍で加入した元日本代表MF・井手口陽介選手です。経験豊富な27歳は会見で「タイトル獲得に貢献したい。」と意気込みを語りました。
移籍を決断した理由には「去年(アビスパ福岡で)対戦をしたり、ヴィッセルの試合を見たりして、良いサッカーをしていると思っていた。自分自身がより成長したいし、練習から高いレベルでできると思った。」と語っています。
山口蛍選手や扇原高宏選手らなど、ポジション争いは激しいですが、「チャレンジャーと言う気持ちで。毎日の練習が勝負。日々競争したいという気持ちがあったからここに来る決断をした。」としています。

 

■7年ぶり復帰の岩波「簡単な決断ではなかった」
浦和レッズから完全移籍加入の岩波拓也選手は6年ぶりにヴィッセルへの復帰となります。アカデミーからトップチームに昇格し、6シーズンをヴィッセルで過ごした岩波は「もう一度このエンブレムを着けて戦うことができ、すごく嬉しい。」とその喜びを語っています。一方で「簡単な決断ではなかった。レッズにいるときもヴィッセルの試合は可能な限り見てきた。その中で移籍の話をいただいて、地元でもう一度プレーができるというのを、このタイミングで逃がすともうそんなチャンスは無いなと思った。自分の存在価値を示したい。」と話しました。
 ヴィッセルのサポーターについて、「昨年に国立競技場で行われたヴィッセルとアントラーズの試合を現地で観た。神戸のサポーターの多さに驚かされた。そのことを他の選手に離すと、以前よりもすごくなった、とみんな言っていたので楽しみ。」と話しています。

 

■19日から沖縄キャンプ
ヴィッセルは既に10日から練習を開始しています。19日から2月1日までは沖縄でトレーニングキャンプを行い、2月下旬に開幕するJ1リーグに向け調整を行います。開幕戦はアウェイで行われるジュビロ磐田と、ノエビアスタジアム神戸でのホーム開幕戦は柏レイソルとの対戦が発表されています。詳しい日程は23日にJリーグから発表されます。
J1リーグの連覇、そしてクラブ史上初のACL制覇を狙うヴィッセルの戦いに注目です。

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