特殊詐欺の被害から高齢者を守ろうと、兵庫県警は多額の資産を扱う三井住友信託銀行に顧客への注意喚起を行うよう協力を依頼しました。
特殊詐欺被害を未然に防ごうと連携したのは兵庫県警と県内の三井住友信託銀行全8支店です。
県警によりますと、2023年1年間に県内で確認された特殊詐欺の被害件数は1200件以上と過去最多で、被害額は過去最悪のおよそ20億円に迫っている他、被害者のうちおよそ8割が高齢者だということです。
これを受け県警は、退職金など多額の資産を扱っている三井住友信託銀行に顧客への声掛けやポスターの掲示など被害の防止に向けた取り組みの協力を依頼しました。
今後、銀行の顧客向けに、県警による講習会も開かれるということです。