阪神淡路大震災から1月17日で29年となるのを前に、1月16日、阪神高速道路の敷地で、巨大地震の発生を想定した訓練が行われました。
巨大地震が発生した際、高速道路では、車が道をふさいだり、道路に段差が生まれるなどして、緊急車両などが通行できなくなる事態が予想されています。
16日は、西宮市甲子園浜の阪神高速5号湾岸線の高架下で、横転した車をレッカー車で引き起こし、別の車両が通行できるスペースを確保する訓練の他、道路に生じた段差を資材などを使って復旧する訓練が行われました。
今回の訓練には、阪神高速道路の社員らおよそ50人が参加。
近い将来に発生が予想されている南海トラフ地震のような巨大地震を想定して、迅速に作業にあたっていました。
阪神高速道路は今後も道路の耐震対策と合わせて継続的に訓練を行い、災害に対する備えを強化していくとしています。