阪神淡路大震災から17日で29年となるのを前に、兵庫県警察学校で、震災を経験した警察官が経験と教訓を語り継ぐ講義を行いました。
兵庫県警では、警察官の多くが阪神淡路大震災での災害警備の現場を知らない世代になっていることから、この時期に震災を経験した警察官が語り部となり、警察学校の学生に災害警備活動から得た教訓を伝えています。
15日は、初任科の学生およそ150人を前に、災害対策課の松本博之次席が講義しました。
震災当時、加古川市内の交番に勤務していた松本次席は、被害の大きさに衝撃を受けたことや、経験を基に対応に当たったことなどを語りました。
学生たちは災害時における心構えを学ぶと共に、警察官としての誇りと使命感を新たにしていました。