兵庫県の神戸市は1月12日、危険な盛り土が問題になっている北区の採石場について、土砂の流出を防ぐ工事の2度目の行政代執行に着手しました。
神戸市北区の採石業者が所有する敷地では、条例の許可範囲を超える盛り土が確認されていて、流出の危険性がある盛り土のうち、約1万立方メートルを神戸市が2023年10月から代執行として撤去を進めています。
市は、残る盛り土に対する防災対策として防護柵の設置を業者に命じていましたが、業者がこれに応じなかったため、今回2度目の行政代執行に踏み切りました。
工事期間は約5か月間で市は、業者に対して土砂の撤去費も含めた約2億6千万円を、請求するということです。