能登半島地震への被災地支援について、神戸市は被害が甚大な石川県珠洲市の道路や港湾の復旧応援に向け、12日から独自に職員を派遣すると発表しました。
神戸市は、1月5日、市が重点的に復旧支援を行うことが決まっている石川県珠洲市に職員を派遣し、被災地での情報収集や、ニーズの聞き取りを行ってきました。
珠洲市では最大震度6強を観測し、死者98人、安否不明者が3人にのぼる他、全住民の43%にあたる5379人が今も避難生活を余儀なくされています。
神戸市は、派遣した職員が現地で集めた情報から、珠洲市の道路や港湾施設の復旧、被災者の健康管理が急がれるとして、独自の判断で、12日から新たに6人の職員を派遣し、支援にあたることを決めました。
一方、政府は、11日の閣議で、能登半島地震を「激甚災害」に指定することを決めていて、復旧事業に対する国の補助率を引き上げ、早期復旧を後押しする方針です。