■若い濱野が独走T
<リーグワン1部 第4節>
コベルコ神戸スティーラーズ 36-44 東京サントリーサンゴリアス(1/6)
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ラグビーの国内リーグ「リーグワン」1部のコベルコ神戸スティーラーズは1月6日、東京・秩父宮ラグビー場で東京サントリーサンゴリアスと対戦した。
この試合には、2023年のラグビーワールドカップ(フランス)決勝戦に出場したアーディー・サベア、ブロディ・レタリック(ともにニュージーランド代表=スティーラーズ所属)、チェスリン・コルビ(南アフリカ代表=サンゴリアス所属)、サム・ケイン(ニュージーランド代表=サンゴリアス所属)が先発出場し、熱いプレーでスタンドを沸かせた。
スティーラーズは開始直後、自陣でのマイボールラインアウトをサンゴリアスに奪われ、そのまま先制トライを許すなど、0-10と先行された。
しかし前半12分、スクラムからボールを受けたセンターのナニ・ラウマペ(ニュージーランド出身)が敵陣ゴールラインに突進して反撃のトライ。
さらに28分、フランカーのサウマキ アマナキ(トンガ出身、日本代表)のトライに続いて、31分、ウイング・濱野隼大(はまの・じゅんた 三田市出身 ニュージーランド・ロトルアボーイズ高校からスティーラーズ入り 22歳)が、自陣10mライン付近からおよそ60mを独走し、逆転トライを挙げた。
■勝点1 取れず
スティーラーズは39分にもモールで押し込んで4連続トライを奪い、26-20とリードして前半を折り返したが、後半はミスもあってサンゴリアスに反撃を許した。
23分には、スティーラーズ陣内へ大きく蹴り込まれたボールを、俊足を飛ばしたコルビが拾い上げトライするなど、サンゴリアスが3本のトライを決めて再び逆転した。
スティーラーズは終了まぎわ、パスをつないで最後は林真太郎が右隅にトライ。
コンバージョンゴールが決まれば6点差となり、敗れても勝点「1」が獲得できる場面だったが、惜しくも外れた。
(勝点は、3トライ差以上の勝ちが「5」、その他の勝ちが「4」、引き分けが「2」、7点差以内の負けが「1」、その他の負けは「0」)
■1/14にホーム戦
試合後、スティーラーズのデイブ・レニーHC(ヘッドコーチ)は、「きょうの結果は残念だ。精度の部分と状況判断のミスをしっかり修正していきたい」と語った。
今シーズン、スティーラーズは開幕2連勝したが、前節の東芝ブレイブルーパス東京戦に続く連敗となり5位に後退した。
次節は1月14日に、ホーム・ノエビアスタジアム神戸で9位クボタスピアーズ船橋・東京ベイと対戦する。
(浮田信明)