新たな年の始まりに向け、縁起物やおせちを販売する店は多くの人でにぎわっています。
兵庫県明石市で創業112年の歴史を持つ惣菜店「魚秀」では、正月の縁起物「にらみ鯛」を求めて行列ができました。
跳ね上がるように尾びれを立たせた大小さまざまなタイが次々に焼き上げられていきます。
にらみ鯛は、正月三が日は箸をつけずに眺める風習からその名がつけられましたが、今では、持ち帰って新鮮なうちに食べる家庭も多いということです。
魚秀では、2023年も例年通りとなるおよそ5000匹を用意したということです。
一方、神戸市中央区の大丸神戸店は、予約販売をしていたおせちを受け取りに来た買い物客でにぎわいました。
大丸神戸店が販売した2024年のおせちは、全国各地の料亭や、料理研究家が監修したものなど、1万円から30万円まで150種類を取り揃えました。
中でも、2万円から3万円のものが人気で、全体の売れ行きも例年通り好調だということです。
大丸神戸店では、1月2日の午前9時半から初売りを行います。