25年の歴史に幕 12月28日に閉館「北野工房のまち」

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神戸北野の観光施設「北野工房のまち」が運営会社の変更に伴って、28日、閉館することになりました。

25年に渡り神戸の観光地を支え続けた関係者たちに思いを聞きました。

神戸北野の体験型観光施設「北野工房のまち」。洋菓子に豚まん、灘の酒など、神戸ゆかりの品を扱う、およそ20店舗が並びます。

12月中旬には累計来場者が2000万人を突破するなど、25年に渡り親しまれてきましたが、運営会社の変更に伴って、28日、閉館することになりました。

施設は廃校になった北野小学校を活用し1998年にオープン。震災後の神戸の観光地を支え続けてきました。

大切に残されてきた小学校の照明や黒板。当時の息遣いを今も伝えています。

オープン当初から営業を続ける「ファーストピクチャー神戸」では、神戸の地場産品である革製品の手作り体験が楽しめます。

このお店は、すぐ近くに移転して来年2月に営業を再開するものの、思い出が詰まったこの場所を離れる寂しさを感じています。

「北野工房のまち」館長の宇都宮さんが、一番思い入れのある場所に案内してくれました。

3階にある旧小学校の講堂。250人が収容できるこの場所で、修学旅行生などに体験教室を行ってきました。

全国に神戸の魅力を発信し続けた名所が、28日、惜しまれながら、25年の歴史に幕を下ろします。

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