2025年で、阪神淡路大震災から30年となるのを前に、災害とアスベストの関係について調査するプロジェクトが発足することになり、兵庫県神戸市内で会見が開かれました。
会見には、アスベスト問題に取り組むNPO法人ひょうご労働安全衛生センターから事務局長の西山和宏さんらが出席しました。
災害とアスベストを巡っては、阪神淡路大震災後に倒壊した建物の解体や撤去作業を行っていた男性が中皮腫を発症し、労基署から労災認定を受けるなど、これまで問題となってきました。
プロジェクトでは、実際に復興・復旧作業に従事した人から聞き取りを行う他、残されたデータをまとめ、記録として残していくということです。
プロジェクトは、2024年1月から開始され、震災から30年となる2025年の1月に調査の結果を報告するとしています。