芦屋市立小学校で起きた児童へのいじめ問題で、第三者委員会は、学校と芦屋市教育委員会が「適切ないじめ対応に取り組んでいなかった」と指摘しました。
兵庫県芦屋市によりますと、市立小学校に通っていた当時4年生の児童が、2021年12月から2022年3月にかけ、同級生から誹謗中傷されるなどし、不登校になりました。
学校がいじめ被害を「重大事態」と認定したのは2022年7月で、児童はその後も学校を休みがちとなり2023年3月に転校しました。
市の第三者委員会は調査報告書で、「重大事態としての認定が遅きに失する」「学校と市教委は適切ないじめ対応に取り組んでいなかった」「市教委は学校との連携が不十分でいじめ対応が消極的」などと指摘しました。
報告書を受けて市教委は、「報告書の内容を真摯に受け止めいじめの早期発見と対応を徹底し信頼回復に努める」とコメントしています。