健康への影響が懸念されている化学物質「PFAS」の排水に関する基準を設けるよう、兵庫県議が国に申し入れ書を送りました。
国に申し入れ書を送ったのは、兵庫県議会の丸尾牧議員と緑の党ひょうごの松本なみほ共同代表の2人です。
発がん性などが懸念されている有機フッ素化合物=「PFAS」を巡っては、神戸市西区を流れる明石川から、国が定める暫定指針値を超える量が丸尾議員の調査で確認されています。
丸尾議員は、明石川上流にある産業廃棄物の最終処分場が汚染源とみていますが、現状では、処分場などからの排水に関して、PFASを規制する基準がなく、業者に対策を求めることができません。
申し入れ書では、処分場や工場などからの排水に関して厳しい基準を設けることや、PFASの除去に取り組む業者に対し、費用を補助することなどを求めています。
丸尾議員は今後、全国規模での連携を強化していくとしています。