阪神淡路大震災から来年で29年となるのを前に、犠牲者らの名前を刻む銘板に新たに12人が追加されました。
神戸の東遊園地にある「慰霊と復興のモニュメント」には、阪神淡路大震災の犠牲者や、復興に尽力した人などの名前を残す銘板があります。
国や県が震災の犠牲者と認めた6434人だけでなく、関連死や遠因死も対象で、遺族らの希望を募り、毎年名前の追加を行っています。
2023年は、震災当日に崩れた家の下敷きになって亡くなった人や、追悼行事を主催してきたNPO法人「1.17希望の灯り」元理事の男性など12人が追加されました。
遺族らは、モニュメントの地下にある瞑想空間に銘板を貼り付けて、亡き人に思いを馳せていました。
慰霊と復興のモニュメントに掲示された人の数は、これで5047人となりました。