背が高いほど有利とされるバレーボールで、普段は出番の少ない選手たちに経験を積んでもらおうと、身長制限を設けた大会が兵庫県内で12月16日から開かれています。
この大会は、普段試合への出場機会に恵まれない選手にも実戦の場を提供することで、県内全体の競技力を底上げしようと、兵庫県大学バレーボール連盟が企画し、今回で2回目です。
大会への出場条件は男子が175センチ以下、女子が165センチ以下の身長で、リベロと大学の関西学生リーグ3部以下のチームには、身長制限を設けていません。
2023年は、県内の高校のバレーボール部も加わり合わせて男子5チーム、女子12チームが参加。
選手たちは、通常より数センチ低く設置されたネット越しに強烈なスパイクを打ち込むなど、白熱した試合を繰り広げていました。
(選手は―)
「いつもより打てたのが大きくて、決まる本数も多くて楽しかった」
「こういう大会はみんな背が低いから、粘りが大切になると思うので普段も意識しようと思う」
(兵庫県大学バレーボール連盟 坂下麻衣子広報委員長)
「公式戦でしか味わえない経験をしてもらって、そこから次の大会に向けての活力にしてもらえたら」
大会はトーナメント方式で、17日まで行われます。