元西宮市議の男性が、副理事長を務めていたNPOと市議会から、およそ32万円の経費を二重に受け取っていた可能性があることが市議会の調査で分かりました。
西宮市議会によりますと、大石伸雄元市議(75)は、自身が副理事長を務めていたNPO法人「日本防災士会」の研修などに出席した際、NPOと市議会事務局から交通費を二重に受け取っていた可能性があると指摘されています。
市議会は大石元市議が提出した政務活動費の報告と、防災士会側の交通費の支給履歴を照らし合わせるなどして事実関係を調べています。
15日は調査の途中経過が報告され、大石元市議は、2023年4月までの6年間で10件、合わせておよそ32万円を二重に受け取っていた可能性があったということです。
市議会は今後、大石元市議に聞き取りをするなどして、二重支給であった場合、政務活動費の返還を求めるとしています。