【神戸アリーナ】年間160日の“本番稼働”見込む、「主力は音楽ライブ」

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  • 建設中の「神戸アリーナ」(神戸港 第2突堤)/12月13日(提供:One Bright KOBE)

  • 「神戸アリーナ(夜景イメージ)」

  • オンラインセミナーでの One Bright KOBE 渋谷順社長/11月28日

■1万人を収容

神戸港のウォーターフロントに建設中の「神戸アリーナ」(仮称)について、アリーナの運営会社「One Bright KOBE」の渋谷順(しぶや・じゅん)社長が11月28日、オンラインのセミナーでプロジェクトの概要を説明した。

神戸アリーナは1万人収容の多目的アリーナで、Bリーグ「神戸ストークス」の本拠地として使用されるが、試合が行われるのは年間30日で、プレーオフを入れても40日には届かない。

セミナーで渋谷社長は「アリーナの主力は音楽ライブイベントだ。海外アーティストの招致を含めて、年間80日から100日の開催を見込んでいる。すでにイベンター、プロモーター各社とスケジュール調整を始めており、好評をいただいている」と明らかにした。

■賑わいを創る

渋谷社長はさらに神戸アリーナについて、「そのほかの利用方法として、学会や企業イベント、大学の入学式や卒業式、パーティー、格闘技などのスポーツイベント等が見込まれる。年間計160日の本番稼働によって、100万人以上の集客をめざしている」と語った。

その上で、「いままで関西には“ハコ”が不足していたと実感するぐらいお引き合いをいただいている。アリーナ自身が主体となって神戸の賑わいを創造し、街づくりに関わっていきたい」と事業への抱負を語った。

■民設民営アリーナ

神戸アリーナは、渋谷氏が社長を務めるIT会社スマートバリュー(大阪市)と、NTT都市開発・NTTドコモの3社コンソーシアムが、神戸港再開発の一環として神戸港第2突堤に建設する民設民営プロジェクト。

ことし4月に着工し、開業は、関西万博の開幕に合わせて、2025年4月を予定している。
11月末時点で、工事の進捗率は22.2%。
(浮田信明)

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