■広島でスイッチ入る
サッカーJ1ヴィッセル神戸の初優勝を受けて、生特番『ヴィッセルスタジアム~神戸とトモニ!J1初優勝SP~』が12月10日夜、サンテレビで放送された。
リーグ戦全34試合に出場した日本代表GK前川黛也(まえかわ・だいや=29歳)がスタジオ生出演し、優勝シャーレをバックに喜びを語った。
—優勝を決めた瞬間は?
「最高でした。ノエビアスタジアム神戸でホームのみんなに届けられたというのが、いちばん最高でした」
—優勝の要因は?
「去年は、口ではアジア一番とか、リーグ優勝とか言ってたが、言ってて、やる選手と、気持ちが追い付いてない選手との、ギャップがあった。
今年は、ベテランは引っ張ってくれて、そこに、試合に出て貢献するんだという若手が、競争に入っていけたのが要因だったと思う」
—試合でベテランがよく走った
「(ベテランは)練習からあんな感じなので、(若手は)やらないと恥ずかしい」
—優勝へきっかけになった試合は?
「(9/16の)広島戦(アウェイで0-2で敗戦)。みんな個人としても、チームとしても、一番ひどかった試合で、そこから一気にスイッチが入った」
■まだまだ強くなる
番組では祝勝会ビールかけでのインタビューも流した。
*MF 33扇原貴宏
「僕は全然なんですけど、チームのみんなのおかげで、こうやって優勝できて、最高です!」
*FW 10大迫勇也
「頑張ったかいがありました。(優勝の瞬間は)ホッとしました。僕ひとりでは点、取れないので、チームメイトに感謝したいです。(ヴィッセルは)まだまだ強くなれると思うので、もっと成長したいですね」
*DF 19初瀬亮
「(満面の笑顔で)ありがとうございます!ヴィッセルサポーターの皆さん、ありがとう!」
*MF 5山口蛍
「優勝して浴びるビールは最高です。(この喜びを)ファン、サポーターの皆さんと、長年支えてくれた三木谷(浩史)会長に捧げたいです」
*DF 24酒井高徳
「(盛んに選手からビールをかけられて)ふだん、きついことしか言ってないですけど、慕われているということで、嬉しいです。(若い選手が)頑張って付いてきてもらって、ありがたいばかりです」
*吉田孝行監督
「寒いけれど(笑)、最高、最高です。(サポーターの)後押しがすごかったです。感謝しかないです。リーグ優勝って本当に難しいので、これを成し遂げたのは、みんなに感謝です」
*FW 11武藤嘉紀
「優勝を決めるゴールを決められて幸せです。(優勝を実感したのは)このビールかけです(笑)。(目を潤ませながら)ヴィッセル神戸のサポーターの皆さん、ありがとうございました!」
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また特番では優勝当日の個別インタビューも紹介した。
*MF 22佐々木大樹
「シーズン振り返ってみると、僕が決めていれば、もっと簡単に試合を運べていた試合があるので、(7得点という)数字は、もっともっと伸ばしていかないと、いけなかった。
でもキャリアハイの7得点できたのは嬉しい。ヴィッセルのユースで育ててもらって、少しは恩返しできた」
*DF 23山川哲史
「優勝したら周りを見て、この記憶を覚えておこうと思ったが、(実際は)下を向いて泣いていました(笑)。(中学生からヴィッセルのジュニアユースに入り)ヴィッセルの選手の中では、個人的には一番チームへの思い入れはあるなと思っているので、嬉しい気持ちと、安心した気持ちで泣いてしまいました」
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特番の最後、スタジオの前川黛也が来シーズンへの抱負を語った。
前川「チームとしてはアジア1位を取る。個人としては、今回、優秀選手だったので、ベストイレブンに入れるような選手になります!」
(浮田信明)