船内レストランの厨房で火災想定 神戸港で年末年始前に旅客船の安全総点検

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人の移動が増える年末年始を前に、兵庫県の神戸港では、神戸運輸監理部などによる旅客船の安全総点検が12月11日に行われました。

国土交通省は、12月10日から2024年1月10日までを「年末年始の輸送等安全総点検」の期間としていて、11日は神戸運輸監理部などが、神戸港でクルーズ船「ルミナス神戸2」の安全点検と防火・避難訓練を実施しました。

訓練は、船内レストランの厨房で火災が発生したという想定で行われ、乗員は消火活動と同時に、乗客の避難誘導を開始。

今回の訓練には車いす利用者と障害者役の職員も乗客として参加していて、スタッフは乗客がパニックにならないように、一人一人に声を掛けながら避難させていました。

(SEVENSEAS CRUISER 接客部 佐藤恭弘さん)
「年末年始はお客さまも普段よりもいっそう多い時期になりますので、その分我々も気を引き締めて営業を行っております」

神戸運輸監理部では、運航事業者に対し安全運航や法令順守などを呼び掛けています。

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