「何も言えず愛想笑いしかできなかった」男性署長パワハラで本部長注意処分

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複数の署員に大声で叱責するなどのパワハラ行為をしたとして、兵庫県警は12月7日、尼崎北警察署に勤務している50代の男性署長を本部長注意処分としました。

本部長注意の処分を受けたのは、尼崎北署に勤務している男性署長(59)です。

県警によりますと、この署長は2023年5月中旬から11月中旬にかけて、勤務中、男性署員10人ほどに「何で分からへんねん」「ちゃんと把握しとけ」などと大声で叱責して萎縮させ、職場環境を悪化させたとして、7日付けで本部長注意の処分となりました。

パワハラによって欠勤や体調不良となった署員はいませんでしたが、聞き取り調査の中で署員は、「署長がいるだけで圧力があり何も言えず愛想笑いしかできなかった」などと話していたということです。

聞き取りに対して署長は、「自分の声が元々大きくパワハラだと思っていなかった。周りにそう思われていたのなら申し訳ない」と話しているということです。

署長のパワハラ行為を受け、兵庫県警の石田充首席監察官は、「幹部職員がこのような事案を発生させたことは誠に遺憾である。指導を徹底し再発防止に努める」とコメントしています。

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