2025年の大阪・関西万博での飛行が予定されている「空飛ぶクルマ」の試験飛行が11月24日に兵庫県尼崎市内の埋立地で行われました。
「空飛ぶクルマ」は、2025年の大阪・関西万博で会場と周辺を結ぶ移動手段として活用される予定で、実用化に向けた取り組みが進んでいます。
県が整備を進めてきた尼崎市の離着陸場で行われた「空飛ぶクルマ」の試験飛行では、400メートルの距離を50メートルの高さで飛行し、同じ条件で飛行したヘリコプターとの騒音の大きさを比較するためのデータが集められました。
(建設技術研究所交通システム部 土屋三智久副部長)
「ヘリコプターに関しても 騒音の問題で飛ばせるけれども、地元と連携する中で 飛ばしきれないこともありますので、空飛ぶクルマの方が(騒音の)パワーレベルとしては低い状況になっていますので、より多頻度にいろいろなシーンで運航ができるんじゃないかと考えています」
集められたデータは、離着陸場の課題を検討するために利用される他、今後は安全性を検証する飛行実験なども行われる予定だということです。