国の文化審議会は11月24日、兵庫県丹波篠山市の篠山小学校など県内5カ所の建造物を登録有形文化財にするよう文部科学大臣に答申しました。
新たに国の登録有形文化財となるのは全国で290件で、兵庫県内では丹波篠山市の篠山小学校など5カ所24件が登録されます。
このうち、篠山城跡にある現役の校舎・篠山小学校では、1950年代に建てられた木造二階建切妻造で桟瓦葺の5つの校舎と、1935年建設で鉄骨造人工スレート葺の講堂が選ばれました。
いずれも戦後復興期の学校建築として、創意が表れている点が評価されました。
(篠山小学校 押部匡子校長)
「子どもたちが普通に過ごしているこの建物が文化財に登録されることは大変うれしいです。子どもたち、保護者、地域の皆さんと一緒に祝いたいなと思います」
この他、県内では尼崎市の旧尼崎市立高等女学校と西正寺本堂。 伊丹市の箟家住宅、佐用町の井上家住宅が、国の登録有形文化財に選定されます。