兵庫県豊岡市出石町の窯元では、2024年の干支「辰」の置物作りが最盛期を迎えています。
豊岡市出石町の永澤製陶所では、50年以上前から縁起物として出石焼の干支の置物を製造していて、現在、2024年の干支「辰」の置物作りが最盛期を迎えています。
江戸時代後期から受け継がれる出石焼は、上質な陶石から作られる白を追求した全国でも珍しい焼き物です。
型枠に粘土を流し込み、固めてから乾燥。一度素焼きして、釉薬を塗り本焼きすると完成です。
置物をデザインした永澤さんは辰の持つ怖いイメージにならないよう可愛らしさを意識したということです。
(永澤製陶所 永澤仁社長)
「コロナが明けて少しでも皆さんの気持ちや景気も合わせて上向きになるように願って製作しました」
干支の置物づくりは12月中旬まで行われ、出石町の直売所や土産物店、神戸の「ひょうごふるさと館」などで販売されています。