但馬地域以外では、兵庫県内で初めてコウノトリが巣を作りひなが誕生した淡路市では、子育てがしやすいよう人工巣塔を2023年10月に設置し、11月21日に初めて塔の上にコウノトリの姿が確認できたことがサンテレビの取材で分かりました。
10月30日、淡路市は、これまでコウノトリが巣作りをしていた高さおよそ11メートルの電柱の上に、人工巣塔を設置しました。 淡路島にコウノトリがやってきてひなが誕生したのは2021年の春。 3羽が生まれるも2羽が死んでしまい、地元の住民たちは悲しみに包まれました。 それでもその年の6月に1羽が巣立ち、その後も3年連続でひなが誕生。 しかし、2022年9月の台風11号で巣が落下したことから、淡路市は、巣があった電柱の上に人工巣塔を整備することを決めました。 しかし、人工巣塔が完成したものの…。
コウノトリは近くに来ても警戒してなかなか塔の上に姿を見せません。 そして設置から22日が経った11月21日。 ようやく人工巣塔にコウノトリの姿が。 住民たちは、来年春に新たな命が誕生することを心待ちにしています。 淡路島駐在の神子素カメラマンによると、「これまでは巣が小さかったので3羽以上のひながかえることがなかった。しっかりした人工巣塔ができたのでたくさん育つことを期待している」と話しています。