兵庫県朝来市特産の「岩津ねぎ」の収穫が、11月23日の販売解禁を前に21日から始まりました。
朝来市の岩津地区が発祥の「岩津ねぎ」は、冬の昼夜の温度差が大きいこの地域の気候が、独特の甘さと柔らかさを育むとされ、市内約28ヘクタールで240軒の農家が栽培していて、21日から収穫が始まりました。
江戸時代に生野銀山で働く人たちの冬の栄養源として栽培が始まったとされ、肉厚の葉にとろりとした水分が含まれているのが特徴です。 朝来市で栽培され、長さや太さなど厳しい基準を満たしたものだけが、「岩津ねぎ」として出荷されます。
(岩津ねぎ生産組合 池本晃市組合長) 「青葉から白根まで全部食べられて青い所を切ると、とろっとしたところが出てきて、甘くて柔らかくておいしいので皆さん食べてください。鍋だけじゃなく天ぷらや焼きネギ、お好み焼きなど、いろいろ食べていただけたらと思います」
「岩津ねぎ」の販売解禁は23日で、朝来市内の道の駅のほか、京阪神のスーパーなどにも並びます。 販売は2024年3月21日までの期間限定となっています。