阪神淡路大震災からの復興を支えてくれた多くの人に感謝と友情の気持ちを伝える神戸マラソンが19日、開催され、およそ2万人のランナーが神戸の街を駆け抜けました。
午前9時前、神戸マラソンのスタート地点・神戸市役所前では、阪神淡路大震災や東日本大震災などで犠牲となった人たちへ黙とうが捧げられました。
そして午前9時。復興の象徴・ひまわりにちなんだ黄色い手袋を身につけたおよそ2万人のランナーがスタート。元町や長田区の鉄人28号のモニュメント前などを駆け抜けました。
今大会では沿道での声を出しての応援が4年ぶりに再開。多くの人たちの声援が、ランナーを後押ししました。
その後、明石海峡大橋で折り返したランナーは、最後の難所浜手バイパスを駆けあがり、フィニッシュ地点の神戸・ポートアイランドへ。
今大会のキャッチフレーズは『「ありがとう」を、この街と』。ランナーたちはそれぞれが感謝の気持ちを胸に、走り抜けました。
大会の実行委員会によりますと完走率は96.1%で、沿道の観客はおよそ61万人だったということです。