厄除け、厄払いで知られる兵庫県西宮市の門戸厄神東光寺で、11月19日、ひな人形やぬいぐるみなどの人形供養が行われました。
長年一緒に過ごしてくれた人形たちに感謝し、その労をねぎらう人形供養。
西宮市の門戸厄神東光寺(もんどやくじんとうこうじ)では毎年、3月1日から供養する人形を受け付け、11月19日に供養します。
2023年はおよそ2000件、1万体の人形が寄せられました。
法要では、厄年を迎えた人たちによって花や果物が供えられたあと、人形のためにお経が唱えられ、参列者たちが感謝の気持ちを込めて焼香しました。
「子どもたちがずっと遊んでいたぬいぐるみです」
「思い出があるのでずっと置いていたんですけど、捨てることもできないので」
「母が人形(づくり)の師範をしていたので、一番気に入っていたものを天国に届けてやろうと」
参列者たちは、供養が終わった後も、大切な人形との別れを名残惜しそうにしていました。