神戸市は脱炭素化への取り組みとして、神戸港で停泊中の船に陸上から電力を供給する取り組みを始めると発表しました。
神戸市は約3億円をかけ、神戸港の2カ所に船舶への陸上電力供給システムを導入します。
通常、停泊中は船内の重油を使って発電しますが、今回導入されるシステムでは、太陽光発電など再生可能エネルギー由来の電力が、陸上から船に供給されます。
11月28日から導入される新港第一突堤では、年間180トンの温室効果ガス削減を見込んでいる他、2024年4月から導入予定の新港東ふ頭では、年間15トンの温室効果ガス削減を見込んでいます。
現状では重油料金よりも電気の使用料金の方が1割ほど高いということで、神戸市は今後、システムが普及しやすい制度づくりを国に働きかけていきたいとしています。