古代の交通支えた「駅屋」の実態に迫る 県立考古博物館で特別展

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  • 上郡町の高田駅家跡で出土した鬼瓦

古代の山陽道に沿って人々が馬を乗り継ぐためなどに整備されていた、「駅家(うまや)」に関する調査成果を紹介する特別展が、兵庫県播磨町の県立考古博物館で開かれています。

およそ1300年前、奈良の都と九州の大宰府を結ぶ山陽道沿いに、行き交う使者が馬を乗り継いだり、休憩をするために整備されたのが「駅家」で、播磨地域には9つの駅家があったとされます。

この特別展は、さまざまな土器や荷札、青銅製の骨壺など、県内外の出土品とパネルで駅家の実態を紹介しています。

上郡町の高田駅家跡で出土した鬼瓦は、駅家の建物の屋根を特別に飾ったもので、山陽道が海外の客を迎える最重要路線だったことがうかがえます。

特別展「駅家発掘! -播磨から見えた古代日本の交通史-」は、県立考古博物館で12月3日まで開かれます。

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