兵庫県丹波市では、特産品の秋の味覚「ヤマノイモ」がシーズンを迎え、出荷作業が始まりました。
丹波市氷上町を中心にした丹波地域は、粘土質の土壌と霧の多い気候が、ヤマノイモの栽培に適していて、現在、およそ50軒の農家が5・6ヘクタールで栽培しています。
ことしは猛暑の影響が心配されましたが、出来は上々で、およそ60トンの収穫を見込んでいるということです。
収穫されたヤマノイモは、出荷場でサイズ別に選別されていきます。
すりおろして「とろろ」にした時の特有の強い粘りが人気で、「丹波山の芋」のブランド名で出荷されます。
ヤマノイモの収穫は11月末まで行われ、全国に贈答品として出荷されるほか、地元の直売店でも販売されます。