「顔が見られるのがメリット」国家戦略特区・養父市でオンライン診療所開設

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国家戦略特区の兵庫県養父市は、山あいのへき地にある公民館に医師が常駐しないオンライン診療所を設置し、11月7日から実証事業を始めました。

オンライン診療所が開設されたのは、養父市大屋町明延地区の公民館、「あけのべ憩いの家」です。

兵庫県内で初めてとなるこの実証事業は、2023年5月からへき地では特例的に医師が常駐しないオンライン診療所の開設が可能になったことを受け、明延地区の住民が自宅近くで定期的に受診できるよう、養父市が進めたものです。

患者は、設置された個室ブースに入り、看護師に補助してもらいながら、オンラインで医師の診療を受けました。

(診療を受けた人は―)
「山奥でこれからは雪が降るので、こういうことをしていただいてありがたい。喜んでいる」

(養父市国民健康保険大屋診療所 加藤健医師)
「通院のところが一番大変なんですけど、オンラインで話を聞けたり顔を見られたりできるのがメリット」

このオンライン診療は、2024年1月と2月にも実施され、その結果を元に新年度の運用方法を検討するということです。

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