2023年11月07日(火曜日) 18:01 地域・まち文化・スポーツ

【高校駅伝】兵庫代表は男女とも須磨学園、“超高校級”折田壮太が快走

  • 須磨学園・折田壮太/1区

  • 男子のスタート/丹波篠山市「大正ロマン館」前

  • (左)須磨学園・池野絵莉、(右)園田学園・杉永美空/1区

  • 小林祐梨子さん(右)のインタビューを受ける須磨学園・黒田奈那/兵庫県立篠山鳳鳴高校

■兵庫県高校駅伝

・女子優勝
須磨学園(1時間11分32秒)/2年ぶり25回目

・男子優勝
須磨学園(2時間04分29秒)/3年ぶり6回目
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兵庫県高校駅伝競走大会(男子78回、女子40回)が11月5日、丹波篠山市で行われ、男女とも須磨学園が優勝した。

12月24日の全国高校駅伝(京都市)に兵庫県代表として出場する。

ことしは女子が5年に一度の記念大会。
連覇を逃した西脇工業など女子の上位校は11月26日の近畿高校駅伝(南あわじ市)に出場し、「近畿代表」としての都大路をめざす。

レースのダイジェストは5日夜にサンテレビで放送した。

■最後までトップ譲らず

男子のレース(42.195km 40校)。

1区(10km)は、注目の須磨学園3年・折田壮太(おりた・そうた)がスタートから飛び出した。

放送で男子解説を務めた大江秀和さん(神戸学院大学女子駅伝競走部監督)は、「折田君は、9月の日体大長距離競技会の5000mで、13分28秒78を出した。これは日本の高校歴代2位の記録。ほんとに超高校級ですね」と紹介した。

折田は2位に1分9秒差をつけてタスキを2区へ。

このタスキを、髙田滉翔(3年)-堀野正太(2年)-福冨翔(3年)-藤岡孝太郎(1年)-三浦彰太(3年)とつなぎ、アンカーの長谷川大翔(2年)が、2位の報徳学園に3分18秒差をつけ、兵庫県立篠山鳳鳴高校のゴールに飛び込んだ。

3連覇をめざした西脇工業は3位。

2006年に須磨学園で全国優勝した番組ゲスト・小林祐梨子さん(北京五輪5000m代表)のインタビューに、長谷川は「2年間、優勝できず、今の3年生と一度でも一緒に都大路を走るのを目標にしました」と答えた。

■園田学園、1区でトップ

女子のレース(21.0975km 29校)。

1区(6キロ)終盤に園田学園の杉永美空(3年)が、須磨学園の池野絵莉(1年)を抜いてトップに立ち、1位でタスキをつないだ。

放送で女子解説を務めた大橋吉樹さん(兵庫県立加古川北高校陸上競技部顧問)は杉永の区間賞に、「園田勢としては、全区間を通して、第1回大会の2区区間賞以来、39年ぶりの快挙です」と称えた。

■須磨学園が逆転

しかし須磨学園は、2区・関本遥(3年)が3区との中継点手前で園田学園をかわしてトップに立つと、生田翠(3年)-隈部湊(1年)からアンカー・黒田奈那(3年)へつなぎ、黒田が2位の西脇工業に1分1秒差をつけてゴールした。

黒田は“大先輩”小林さんのインタビューに、「全国のステージでもしっかり結果を残せるように、明日から頑張りたい」と答えた。
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男女レースのダイジェストは、ユーチューブのサンテレビチャンネルで視聴できる。
(浮田信明)

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