兵庫県神戸市兵庫区にある寄席で、公演中の火災を想定した避難訓練が行われました。
神戸市兵庫区新開地にある寄席「喜楽館」は、神戸市消防局と共同で「防災落語会」と称して、落語の公演と合わせた初めての避難訓練を行いました。
訓練は、落語の公演中に火災が起こった想定で、およそ200人の観客がスタッフによる避難誘導を受け席ごとに外へ避難。
寄席の近くにある安全な広場まで移動しました。
【桂 福丸さん】 「(避難の際)押して階段で滑ったりしたらいけません。我々も皆さんも“滑る”ことが一番危険でございます」
【林屋菊丸さん】 「“火事”とかけまして“食欲の秋食べ過ぎ”と解く、どちらも“しょうか”が大切です!」
【伊藤史隆支配人】 「実際落語を見に来られる方って足の悪い方やお年寄りがたくさんいらっしゃるので、動いてみて分かることもあり、すごく意義深い訓練と落語会でした。今回自分たちでかみ砕いてより安心して笑っていただき、笑いが大きくなるように心がけたいです」
神戸市消防局は、「実際に興行中のホールでの200人規模の訓練は今までないので意義深い」としています。