特殊詐欺などの犯罪に加担する「闇バイト」の危険性を知ってもらおうと、兵庫県姫路市の高校で大学生による特別授業が10月27日に行われました。
特別授業には、姫路東高校の1年生39人が参加しました。
警察によりますと、特殊詐欺などの犯罪に加担する「闇バイト」は、「楽にお金を稼ぐことができる」などの誘い文句で若い世代が巻き込まれることが多いということです。
生徒たちは兵庫県立大学の学生らが制作した闇バイトに応募する高校生の再現映像を視聴し、「この学生はどの段階で危険性に気付くべきだったのか」などについて意見を交わしていました。
(姫路東高校の生徒)
「動画を見て個人情報を取られて脅しとして使われてると知って、だから(闇バイトを)止められなかったんだとか、本当に身近に闇バイトがあると思って怖いなと思った」
(兵庫県立大学 環境人間学部の学生)
「実際被害に遭う子どもたちがどんな感情を持っているのかというところに思いを馳せて作成した。自分は巻き込まれることはないと信じている人に届いてほしい」
県立大の学生らが制作した映像は今後イベントなどで活用されるほか、兵庫県警のホームページでも公開される予定です。