医師の電子カルテのIDなどを無断で使用し、5年にわたり処方箋や薬を不正に取得したとして、県立西宮病院の女性看護師が懲戒免職処分となりました。
懲戒免職処分を受けたのは、県立西宮病院の女性看護師(45)です。
県によりますと、女性看護師はことし1月までの5年間、同僚の男性医師(47)の電子カルテのIDやパスワードを無断で使用し、22回に渡り不正に処方箋を発行。自らが使用する目的で軟膏や保湿剤を取得したということです。
ことし2月、女性看護師が不正にログインしていた所を職員が目撃し、問題が発覚しました。
県の聞き取りに対し女性看護師は、「医師が忙しいのを見て安易にやってしまった」と話していて、県は刑事告発もする方針です。
また、同僚の男性医師は、IDの不正使用を知りながら、「服用している薬に特に問題はなかったので黙認していた」と話しているということで、減給6カ月の処分となりました。