かつてコイの養殖が盛んだった養父市で25日、小学生が地域伝統のコイ料理作りを体験しました。
コイ料理を体験する特別授業が行われたのは、養父市の養父小学校で、5年生の児童12人が挑戦しました。
小学校のある養父市場地区では、古くから円山川の水を市街地の水路に引き込んで、コイの養殖が盛んに行われ、郷土料理も名物となっていました。
しかし、近年は後継者不足などで養殖業者が廃業し、コイ料理の店もすべて閉店してしまいました。
体験授業は、郷土料理の素晴らしさを子供たちに伝えるもので、地域の人たちが指導しました。
子どもたちは鯉こくと呼ばれる味噌汁や甘露煮、フライに加え、うろこのから揚げなどを作っていきました。
そして、コイ料理が完成すると子どもたちはおいしそうに食べていました。
この地域では、地元出身の大学生たちによる、「コイ料理」の復活プロジェクトも始まっています。