兵庫県は10月24日、新型コロナウイルスの無料検査を行っていた9つの事業者で検査数の水増しなど、不正な処理があったと公表しました。
県によりますと、新型コロナウイルスの無料検査を巡り県が委託した110の事業者を調査したところ、9つの事業者で登録されていない検査場で検査を行うなどの不正があり、その内4つの事業者で検査数の水増しがあったということです。
事業者から提出された名簿を元に、2023年6月から9月に県が検査を受けた人に電話で確認したことで、検査数の水増しが発覚したということです。
県は25日にも、9つの事業者に交付済みの補助金額約10億6900万円のうち、不正が確認された期間に交付済みの、約4億1400万円を返還請求する予定で、返還に応じない事業者には刑事告訴も検討しているということです。