【記者解説!目撃アノ現場】先生が忙しすぎる…!川西市の小学校で進む働き方改革

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川西市立多田小学校。ことし4月から思い切った改革を行ってきました。

3時間目。5年1組で国語を教える森優太先生。

この小学校は、中学校のような教科担任制。森先生は、5年生の国語や道徳などの教科を担当しています。担任はいないため、表札に先生の名前はありません。

4時間目。授業がない森先生は、職員室で丸つけや授業の準備。元気一杯な子供たちからしばし離れ、ひと息つきます。

【森さん】
「昨年は9教科していた。ことしは3教科担当。3教科になった分、先を見通しながら計画を組むことも可能になった」

5時間目。森先生、今度は5年3組へ。道徳の時間です。

給食を挟まず、一気に午前中5時間授業。しかし、給食開始時間は以前より5分後ろになっただけです。

授業時間は40分。以前より5分短くなりました。要点をまとめたワークシートを活用し、時間を効率的に使っています。

【児童たち】
「40分って結構短くなったから集中できる。
色々な意見があるから。ひとつの意見より色んな意見を持っていた方がいいから、たくさんの先生に教えてもらう方がいいと思う」
「色々な先生と話したりできて、個人的には好き。お腹すくけど帰る時間が早くなるのはうれしい」

12時30分。待ちに待った給食。給食や朝礼は、複数の先生が交代で担当する「学年担任制」です。間隔は1カ月や1週間交代など、試行錯誤中です。

午後。6時間目が終わって下校。低学年の下校時間は、なんと午後2時。高学年は午後2時45分と、以前よりおよそ1時間早くなりました。

それに合わせ、学童保育などの開始時間も繰り上げています。

【児童たち】
「すぐ帰って宿題して、すぐ遊べるのが楽しくて、とてもいい」
-早く帰って何してる?
「ゲームか遊びに行くか」
「放課後、サッカーする」

放課後、先生たちは学年ごとに集まってミーティング。情報共有の貴重な機会です。

話題は、ルールを破ってパソコンで遊んでしまった児童について。

【森さん】
「ルール破ること自体はどう思っているのって言ったら、『アカン』と。あしたからどうするの?『うーん』。ちょっと考えてからまた教えてって。『決めた、(パソコンのゲームを)やります!』って」

午後5時ごろ。先生たちが下校。先生の下校時間も早くなりました。

【森さん】
「毎日、子どものお迎えに行って、それに間に合うように出れられているのが現状」

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