冬場の交通の難所とされてきた兵庫県香美町の笠波峠を走る国道9号の除雪拡幅事業で、トンネルを通る新ルートが完成し、開通式典が開かれました。
開通式典は、国土交通省近畿地方整備局や兵庫県、それに、香美町が開いたもので、関係者が出席し、新ルートの完成を祝いました。
香美町村岡区の笠波峠周辺は日本有数の豪雪地帯ですが、国道9号は急カーブや急勾配が続き、冬場は事故や立ち往生による通行止めが発生するなど交通の難所とされてきたため、1987年度から除雪拡幅事業が進められてきました。
今回開通したのは2.4キロの新ルートで、地元の念願だったトンネル化により、道幅が拡大したほか、カーブも緩やかになったということです。
式典の後、午後3時ごろに新ルートが開通。 冬のシーズンのスムーズな交通の確保が期待されています。