国の特別天然記念物の在来種とみられる「オオサンショウウオ」が先日、意外な場所で見つかりました。
オオサンショウウオは山間部の水のきれいな地域に多く生息しているとされていますが、今回見つかったのは神戸市東灘区の市街地を流れる住吉川の下流です。
発見したのは近くに住む津和敏夫さんです。10月13日の午後11時ごろ、散歩の合間に川の生き物を観察しているときに見つけたと言います。
津和さんは、体長70センチほどの大きなオオサンショウウオが頭を素早く動かす姿に危険を感じながらも、ヘッドライトの明かりを頼りにできるだけ近い距離からスマートフォンで撮影したということです。
来年6月にオープン予定の水族館「神戸須磨シーワールド」によりますと、今回見つかったオオサンショウウオは右足が欠けていて、2020年にほぼ同じ場所で見つかったものと特徴が一致しているということです。
許可なく捕まえることは禁止されているので、「見つけても決して触らず、優しく見守ってほしい」としています。