阪神淡路大震災と東日本大震災の記憶を継承するパネル展が、兵庫県神戸市長田区で始まりました。
阪神淡路大震災で焼け残った防火壁「神戸の壁」を保存・継承する神戸市長田区のウォールギャラリーで、10月14日から始まったのは「神戸の壁」と東日本大震災の記憶を継承するパネル展です。
このパネル展は、震災遺構の保存活動を行う市民団体「リメンバー神戸プロジェクト」と、神戸の壁が保存されている北淡震災記念公園が企画しました。
会場には、宮城県南三陸町の高野会館など、地震や津波を耐え抜いた建物のいまの姿を写した写真が展示され、遺構が語る震災の教訓を伝えています。
前北淡震災記念公園総支配人・宮本肇さん「東日本大震災を考えることによって、もう一度阪神淡路大震災がどうであったかを私たちも考えることができますし、このような行事をすることによって、継承の大切さを訴えてまいりたい」
このパネル展は、11月15日まで開催されています。