10月22日に開通する兵庫県香美町の笠波(かさなみ)トンネルで、「ウォーキングイベント」が行われました。
国道9号の笠波峠(かさなみとうげ)付近は、勾配がきつく、積雪のある冬場は大型車の立ち往生が発生する難所のため、国交省が1987年から4.6キロの区間で拡幅工事を進めています。
このほど、トンネルを含む2.4キロの区間で工事が完了し、10月14日は記念の「ウォーキングイベント」が行われました。
イベントには町民らおよそ230人が参加し、全長1774メートルの笠波トンネルを歩いて往復しながら、これまでの道よりカーブと勾配が緩やかなトンネルの内部を確かめていました。
参加者は-
「めったにないチャンスやから、来させてもらいました。立派にできてるなと思って、感心しました」
「これが(香美町)村岡(地区)かと思いました。本当にこんな大雪の地域にこんなトンネルができて、ありがたいです」
香美町 浜上町長「立派なトンネルができましたので、一番の難所の笠波峠がスムーズに通行できるようになりまして、地元としても大変ありがたく思っています」
笠波トンネルは、10月22日の午後3時に開通する予定です。