神戸市の久元市長は、12日、市の推計人口が150万人を割り込んだと発表しました。
神戸市の推計人口は10月1日現在、149万9887人で、150万人を割り込んだのは2001年以来22年ぶりです。
阪神淡路大震災の影響で1996年6月に142万3096人まで人口が減りましたが、2001年に150万人に回復。2016年ごろから減少に転じました。
久元市長は背景として、市街地の8割が消失した1945年の神戸空襲で無秩序な開発が進み、空き家が多くなっていること。西区や北区のニュータウンで高齢化が進んでいること。また、持続可能なまちづくりに取り組むため高層タワーマンションの建設を抑制していることを挙げました。
政令指定都市の中で神戸市の人口は、2015年に福岡市、2019年に川崎市に抜かれて全国7位となっています。